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お食い初めはいつやる?100日過ぎてしまった場合はどうする?

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赤ちゃんが産まれてからの一年間は、様々なお祝い事があります。今回は、お宮参りの次のお祝い事にあたる「お食い初め(おくいぞめ)」について解説いたします。参加する人や準備するもの、当日の流れなどを知って、パパとママも一緒にお食い初めを楽しみましょう。

目次

お食い初めとは

赤ちゃんの歯が生え始める頃に行う「お食い初め」。なぜお食い初めをするのか知らない人も多いと思います。両親に言われたから、周りが皆しているから、よく分からないけどとりあえず、なんていう人もいるかもしれません。お食い初めは「生涯、食べ物に困らない生活が出来ますように」、「たくさん食べ物を食べて、すくすく成長しますように」と願いを込めて家族が行うお祝い事です。このお食い初めは、生後百日前後に行うことから「百日記念」とも呼ばれているようです。地域によっては、百二十日目の吉日に行うこともあるようですが、全国的にお食い初めの文化は根付いています。海外でもお食い初めに似た文化は存在しており、アジアでは韓国、中国、南アジアのインドでも子供の成長を喜び、お祝いするようです。ヨーロッパでは銀のスプーンを送るのは有名ですが、これも日本のお食い初めと意味は等しく、「銀のスプーンは富の象徴で、一生食べ物に困らない」と言い伝えられています。どこの国でも、いつの時代でも、赤ちゃんの幸せを願う親の愛は変わらないことが伺えます。

お食い初めはいつ誰が参加する?

お食い初めは、赤ちゃんのパパとママが主催します。両家の祖父母を呼んで、この百日間なにごとも無く健康に過ごせたことをお祝いしましょう。祖父母が来てくれた際には、常に子育てを見守り、時には助けてくれる祖父母の存在に感謝している気持ちを伝えるのも良いですね。もちろん呼ぶ人に厳密な決まりはなく、現在は赤ちゃんとパパママだけで、産後初の旅行を兼ねて旅先でお食い初めをする人もいますよ。時期としては、生後百日ぴったりに行う必要はなく、一番近い土日を利用して祝う方が多いです。またお日柄を気にしている場合は、土日と被っている吉日を選んでいる人もいるようです。夫婦で相談してから日取りを決定しましょう。

お食い初めでは何を準備する?

お食い初めの準備は、場所をどこにするかで大きく変わってきます。

料亭や旅館でやる場合

自宅以外でお祝いする場合は、特別な準備は必要ありません。金額はかかりますが食事の支度や準備に気を揉める必要がないので人気です。赤ちゃんの他にも兄弟姉妹の子供がいるご家庭や、遠方から祖父母を招く場合は、広い個室などを準備してくれるので旅館は特におすすめします!人数分の祝い膳と、赤ちゃんのお食い初め膳を予約しましょう。赤ちゃんの性別によって食器の色が違うので予約の際に忘れずに伝えてくださいね。伝統的なものでは、男児の食器は、内外が朱色、女児なら内が朱色、外が漆黒です。服装は、かしこまっていなくてもOK!小綺麗なワンピースやポロシャツなどで十分です。メインは赤ちゃんなので、セレモニードレスやお気に入りのお洋服を持っていきましょう。

自宅でやる場合

お食い初めを自宅で行う場合、手間はかかりますがコストを抑えられる点と、ママや赤ちゃんのペースで進めることができるのが大きなメリットと言えるでしょう。器に関しては、母方の祖父母から送られるのが習わしでしたが、近年は自宅でそのまま使用できるママが選んだ無垢の木でできた器や、シンプルな西洋食器でお洒落に祝う人も増えていますよ。お食い初めセットを取り寄せて祝うなど、ネットを利用するのも人気となっています。服装は、自宅なので私服でも問題ありません。型にしばられずアットホームな雰囲気で楽しみましょう。赤ちゃんには、儀式中のみセレモニードレスや和装のロンパース等で可愛らしく着飾ってあげるとグッと雰囲気が出ていいですよ!また、歯固めの石は神社から拝借し、終わったら返します。季節によっては栗、地域によってはタコ等も利用されています。

お食い初めの流れ

次は、お食い初めの流れについて説明します。

料理を並べる

お食い初めの儀を始めるにあたり、簡単なメニュー例と意味を知っておきましょう。
・お赤飯:厄払い。栗ご飯や山菜おこわ等。
・魚(鯛):めでたい場では定番。鯛茶漬け、鯛めし等。
・煮物:たけのこのようにスクスク育つ。筑前煮、含め煮等。
・香の物:漬け物の香を幸とかけて呼ばれる。地域の漬物、紅白なます等。
・吸い物:吸う力が強くなり、お乳をたくさん飲めるように。ハマグリやホタテの吸い物等。
・歯固め:石のように丈夫な歯が生えるように。石、栗、タコ等。
ひとつひとつ料理には意味があるんですね。

食べる真似をさせる

“養い親”が赤ちゃんに食べさせる真似をします。男児なら父親、女児なら母親が養い親を努めます。食べさせる順番は、
ご飯→吸い物→ご飯→魚→ご飯→吸い物→ご飯→煮物→ご飯→吸い物→ご飯→香の物→ご飯→吸い物→ご飯→歯固め→ご飯→吸い物
で終了です。少し複雑ですね。間違えてもあまり気にせず、祝う気持ちを大切にしましょう。

写真を撮る

当日は少しバタバタするかもしれませんが、忘れずに赤ちゃんを囲んで写真を撮りましょう。もちろん、食べさせる真似をしている瞬間もお忘れなく。お食い初めは豪華な食事が並びますので、祝い膳に皆が手をつける前だと写真も見映えした素敵な写真が撮れますよ。

生後120日以降に行う「食い延ばし」とは

子育てに追われてうっかり百日を過ぎてしまっても心配ありません。地域によっては百二十日目に行う「食い延ばし」という文化も存在しています。具体的には近畿地方で食い延ばしが行われており、その理由は、「あとに延ばすことで、ますます長生きできるから」というものです。実際は、百日ぴったりに祝うのは難しい場合も多く、東北地方あたりでは季節の関係で(冬は除雪、夏は田植えで忙しい)、お宮参りとお食い初めは同時に済ませる家庭も多いそうです。それぞれの家庭の都合に合わせてお祝いしてあげてくださいね。

いかがでしたか?

お食い初めは、日本で古くから行われてきた大切な文化ですが、形式にこだわってばかりで本来のお祝いの目的を見失ってしまっては意味がありません。全てを完璧にこなすのではなく、赤ちゃんのイベントを親子で楽しむ気持ちでお食い初めをしてみてくださいね。ママが赤ちゃんと一緒に楽しむ事ができたら、間違いなくお食い初めは大成功です!

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