ロタウイルスワクチンのすすめ方

Q1 ロタウイルス胃腸炎ってどんな病気ですか?

ロタウイルスに感染にすることで起こる病気です。
突然の激しい嘔吐と白っぽい水のような下痢が続き、乳幼児では最も重症化しやすく注意が必要な胃腸炎です。

Q2 うちの子もかかりますか?

5歳までにほぼ全てのお子さんが1回はかかるといわれています*1。生後6ヵ月から2歳までに初めて感染すると重症化しやすく、点滴や入院が必要になることもあります。
重症化すると、急激に脱水が進み、痙攣や脳炎・脳症を合併することもあります。
そのため、なるべく早めにワクチンを接種して、予防しておくことが大切です。

【出典元】
*1 Glass RI, et al. Arch Pédiatr. 2005; 12: 844-847.

Q3 治療をすれば治りますか?

現在、ロタウイルス感染症に効く薬はありません。こまめな水分補給で脱水を防ぎ、口からの水分補給が難しい場合は点滴を行うなど、症状をやわらげる処置になります。
また、ロタウイルスは感染力が強いので、手洗いや消毒だけでは感染を防ぐことは難しいです。さらに、だれかが感染すると、その周りの多くの子どもたちがかかってしまうこともあります。

Q4 ロタウイルスワクチンを接種した方がいいですか?

初めてかかると重症化する可能性もあるので、早めの接種をおすすめしています。
ワクチンを接種すると、重症化を予防することができ、点滴や入院のリスクを下げることができます。
また、お子さんだけでなく、他のお子さんにうつすことも予防できます。

Q5 ロタウイルスワクチンは2種類あると聞いたのですが。

ロタウイルスワクチンは2回接種のワクチンと3回接種のワクチンの2種類がありますが、どちらも飲むワクチンで、効果に違いはありません。
接種可能期間が限られていますので、早めの接種開始が大切です。

Q6 他のお子さんは接種していますか?

地域で異なりますが、全国的には約48%のお子さんが接種しています*2

【出典元】
*2 第4回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会 2016年6月22日.

Q7 いつから接種を始めればいいですか?

生後6週から開始できます。
生後2ヵ月からヒブワクチンなどと一緒にスタートするとよいでしょう。
2回接種ワクチン、3回接種ワクチンのどちらも1回目は生後14週と6日までに接種することがすすめられています。

接種スケジュールの例

Q8 副反応について教えてください。

ぐずり(不機嫌)、下痢、咳、鼻汁、腸重積症があらわれることがあります。

腸重積症とは
腸の一部が腸のほかの部分に入り込んでしまう、緊急性の高い病気です。
「泣いたり不機嫌になったりを繰り返す」、「嘔吐を繰り返す」、「ぐったりして顔色が悪くなる」、「血便が出る」といった症状が接種後(特に1週間)に1つでもみられた場合は腸重積症が疑われるため、速やかに受診するよう指導してください。
任意接種ワクチンのすすめ方について