おたふくかぜ(ムンプス)ワクチンのすすめ方

Q1 おたふくかぜってどんな病気ですか?

ムンプスウイルスに感染にすることで起こる病気です。耳や顎の下の腫れと強い痛みが特徴で、自然にかかった場合、いろいろな合併症を引き起こします。

Q2 小さいうちにかかった方がいいですか?

髄膜炎や膵炎、耳が聞こえなくなるムンプス難聴(多くは片耳のみ)といった重い合併症を起こすこともあります。
ムンプス難聴はおたふくかぜにかかった方の約1,000人に1人に起こり、非常に治りにくいです*1

【出典元】
*1 橋本裕美. 外来小児科. 2008; 11: 282-293.

Q3 大きくなってかかると大変なのですか?

思春期以降にかかると、高熱やひどい痛みで入院することもあります。男の子は睾丸炎、女の子は卵巣炎を合併することもあります。

Q4 おたふくかぜワクチンを接種した方がいいですか?

ワクチンを接種して免疫をつけることで、重い合併症を発症する恐れがあるおたふくかぜにかかることが減ることから、1歳を過ぎたらなるべく早めに接種することをおすすめしています。また、他のお子さんにうつすことも予防でき、流行をおさえることができます*2*3

【出典元】
*2 庵原俊昭. 小児科. 2013; 54: 1753-1760.
*3 国立感染症研究所. おたふくかぜワクチンに関するファクトシート(平成22年7月7日版)

Q5 他のお子さんは接種していますか?

地域で異なりますが、全国的には約30%のお子さんが接種しています*4

【出典元】
*4 国立感染症研究所. おたふくかぜワクチンに関するファクトシート(平成22年7月7日版)

Q6 いつから接種を始めればいいですか?

1歳を過ぎたら年齢に関係なくワクチンを接種することができます。
他のワクチンと同時に接種することができるので、1歳を過ぎたらMRワクチンなどと一緒にスタートするとよいでしょう。
2回接種することがすすめられているので、小学校就学前に2回目の接種をすることをおすすめしています。

接種スケジュールの例

Q7 副反応について教えてください。

接種後、2~3週間ごろに、耳の下が腫れたり、微熱が出ることがあります。
また、接種後3週間前後に無菌性髄膜炎が発生することがあります。

無菌性髄膜炎とは
ワクチンに含まれるムンプスウイルスが髄液に入ることによって生じ、発熱、頭痛、嘔吐などの症状がみられます。
発生率は0.1%未満であり、一般的に予後は良好とされています。
接種後3週間前後に高熱が続き、強い頭痛や長引く嘔吐がみられた場合は、無菌性髄膜炎が疑わるため、速やかに受診するよう指導してください。
任意接種ワクチンのすすめ方について