予防ワクチンの効果

サーバリックス製品情報

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ワクチンによって誘導された中和抗体がHPV 16型およびHPV 18型の感染を予防します。

発癌性HPVは子宮頸部上皮に留まるため、獲得免疫系で重要な役割を果たす抗原提示細胞と接する機会がほとんどありません*1。そのため、一度感染しても十分な抗体が産生されず*2, *3、同じ型のHPVに繰り返し何回も感染することがあります。

図:HPVの自然感染と抗原提示細胞
図:HPVの自然感染と抗原提示細胞

子宮頸癌予防ワクチンに求められるのは「高い抗体価」を「長期間維持」することです。

発癌性HPVの感染予防にはワクチンによって子宮頸部の抗体価を十分に高めておくことが必要です。

図:子宮頸癌予防ワクチンの作用機序
図:子宮頸癌予防ワクチンの作用機序ブースター効果(追加免疫効果):
抗原により初回の免疫を獲得した後、再び抗原が体内に入ることで、
より強い免疫が成立すること。

ワクチン接種では抗原と抗原提示細胞が十分に反応することができるので、HPV 16とHPV 18に対する高い抗体価が得られます。血液中に高濃度に存在する中和抗体は、感染部位である子宮頸部に滲出し、ウイルス粒子に結合することで感染を防御します。ただし、1回の接種では十分な抗体価が得られないため、3回の接種が必要です。

【出典元】
  1. *1笹川寿之:日本性感染症学会誌 18(1):12-19, 2007
  2. *2Viscidi RP et al.:Cancer Epidemiol Biomarkers Prev 13 (2) : 324-327, 2004
  3. *3Carter JJ et al .:J Infect Dis 181 (6) : 1911-1919, 2000