予防ワクチンとは

サーバリックス製品情報

ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンがあります。

ワクチンには大きく分けて、病原性を弱めた“生ワクチン”と、病原性をなくした“不活化ワクチン”の2種類があります。
生ワクチンは、病原体が生きているために高い免疫原性が期待できますが、病原性復帰による発症などが問題となります。主な生ワクチンとして、麻疹、風疹、ポリオなどがあります。
一方、不活化ワクチンは抗原として死んだ病原体、病原体の一部などを用いるため、感染する可能性はありませんが、生ワクチンと比べて免疫原性が低く、多くは複数回接種が必要です。また一般的に、免疫原性を高めるアジュバント(免疫増強剤)を添加しています。主な不活化ワクチンとして、インフルエンザ、破傷風、日本脳炎などがあります。

子宮頸癌予防ワクチンは、HPV 16型および18型のウイルス様粒子を抗原とした不活化ワクチンです。

子宮頸癌予防ワクチンは、免疫原性の高い抗原として、HPV16型および18型の外殻の主な成分であるL1タンパクから成るウイルス様粒子(VLP)を用いており、AS04と呼ばれている独自のアジュバントが添加されています。VLPは、もともとのHPVと似ていますが、外殻だけであり、その内部に遺伝子がありません。つまりVLPは、HPVのウイルス抗原としての特徴を有しながらも、増殖できないために全く無害なのです。
また、他の不活化ワクチンと同様に十分な抗体価を得るためには、複数回接種(3回)が必要です。

図:子宮頸癌予防ワクチンに含まれる成分
図:子宮頸癌予防ワクチンに含まれる成分