ヒブ感染症の疫学

侵襲性Hib感染症の発生は、2013年4月~2014年8月20日までに計235例が報告されています1。全症例に対する5歳未満と65歳以上の割合は17%、57%とピークが2つあり、5歳未満では菌血症を伴う肺炎症例33%(13/39)、髄膜炎症例23%(9/39)、菌血症例44%(17/39)でした1。小児では成人に比べて髄膜炎例が多く、特に1歳代までに集中しています(図)1。届出時点の死亡は16例で、うち13例が65歳以上、2例が1歳未満でした1

侵襲性Hib感染症のハイリスク群は、B細胞による免疫が未発達で、さらに移行抗体が減退する生後4ヵ月から18ヵ月くらいまでの乳幼児です2。2009年から2010年までの登録200症例において、0歳36%、1歳31%、2歳17%、3歳、4歳がそれぞれ6.5%、5歳が2%で0~2歳までで84%を占めています2。先天的あるいは後天的免疫不全例ではHibに感染しやすいことがわかっています2

  • 【参考文献/出典】
  • 1.IASR, 35(10): 229-230, 2014.
    http://www.nih.go.jp/niid/ja/id/1150-disease-based/a/haemophilus-influenzae/idsc/iasr-topic/5045-tpc416-j.html
    図:http://www.nih.go.jp/niid/images/iasr/35/416/graph/f4161j.gif
  • 2.厚生労働省, ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)ワクチンQ&A <医療従事者用>
    http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou/pdf/110228-2.pdf
侵襲性ヒブ感染症について