ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)とは

ヘモフィルスインフルエンザ(Haemophilus influenzae)菌は、ヒトの上気道に常在するパスツレラ科ヘモフィルス属の通性嫌気性グラム陰性桿菌です。インフルエンザが大流行した19世紀の終わりにドイツでインフルエンザ患者の鼻咽頭から発見されました。その後、1933年にインフルエンザウイルスが発見されましたが、菌の学名はHaemophilus influenzaeであり、和名も「インフルエンザ菌」です。

インフルエンザ菌は、菌体表面を覆う莢膜多糖体を有する莢膜株と、莢膜多糖体をもたない無莢膜株に大別されます。莢膜株は、a型からf型まで6種類の血清型に分類でき、予後の悪い侵襲性感染症のほとんどがb型(Hib)に起因することが知られています。

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侵襲性ヒブ感染症について