子宮頸癌体癌の違い

子宮癌(頸癌、体癌)は、女性特有の癌のなかで乳癌に次いで発症頻度が高い癌です。

女性内性器は子宮、卵巣、卵管で構成され、癌の原発する部位により子宮癌(子宮頸癌、子宮体癌)、卵巣癌、外陰癌、卵管癌、腟癌に分かれています。これらのうち、子宮癌の発症頻度が最も多く、卵管、外陰、腟の癌は少ないとされています。

図:子宮の構造と女性性器癌の種類
図:子宮の構造と女性性器癌の種類

子宮癌には、子宮頸部から発生する子宮頸癌と子宮体部の子宮内膜から発生する子宮体癌(子宮内膜癌)があります。

子宮頸癌の大部分は扁平上皮癌であり、罹患者は20歳代から出現し始めて30~40歳代で増加しますが、子宮体癌の大部分は腺癌で、50歳代に年齢分布のピークがあります*1。また、子宮頸癌の発症は発癌性ヒトパピローマウイルス(HPV:human papillomavirus)感染が原因である一方で、子宮体癌はホルモン依存性の代表的な癌です。

表:子宮頸がんと子宮体がんの比較*2
表:子宮頸がんと子宮体がんの比較*2
【出典元】
  1. *1国立がんセンターがん対策情報センター:地域がん登録全国推計値
  2. *2吉川 裕之監修:“子宮頸癌”病気がみえる 第2版 vol.9 婦人科・乳腺外科
    医療情報科学研究所編:136,2009より改変
子宮頸癌の疫学と病因