ジフテリア

ジフテリアとは

ジフテリアはジフテリア菌の感染によって生じる上気道粘膜疾患です。

疫学

わが国のジフテリア届出数は、1945年には約8万6 千人で約10%が死亡していましたが、1999年を最後に患者が報告されていません。
しかし、DPTワクチンの普及により流行が抑えられていた旧ソ連では、政権崩壊のあおりを受けワクチン接種率が低下した1990~1995年に流行が再来し、4,000人以上の死亡が確認されています。流行はみられなくても、ジフテリアはワクチン接種の不可欠な疾患です。

ジフテリア届出患者数および死亡数の推移 1945~2005年

感染経路・臨床症状・治療

飛沫によって感染します。眼臉結膜・中耳・陰部・皮膚などがおかされることもあります。全身症状が起こると死亡する危険が高くなる疾患です。
治療にはウマ由来の血清療法が行われますが、アナフィラキシーに配慮をする必要があります。抗菌薬としてはペニシリン、エリスロマイシンなどに感受性がありますが、ワクチンでの予防が最も有効だと考えられています。

疾患について